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2012.11.01 マンション管理費見直しセンターのホームページを公開しました。

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ウィズコロナで疎遠になる人間関係。都心に家を買うか否かで…

コロナ禍は人の生き方、価値観まで変えたんです。そうなると当然、価値観の合わない知人とは疎遠になるわけで……」  ここ半年の間で、人々の暮らしは大きく変化した。たとえば、これまで“出社”が前提となっていた働き方もコロナ感染拡大を防ぐため、積極的にテレワークが取り入れられた。政府から外出を控えるように呼び掛けられるなか、買い物はすべて通販で済ますという人も増えた。それぞれの価値観がガラリと変容するなか、友人や知人との“人付き合い”に軋轢が生まれることも……。

 

 

テレワークが中心となって都心に住むメリットがなくなった

 

 大手通信会社勤務・丸田俊樹さん(仮名・40代)は、7月まで都心の高級賃貸マンションに住んでいた。しかし8月からは千葉県の成田空港近くに引っ越し、大自然の中で暮らし始めたという。コロナ禍直前、今年の2月頃までは、都内湾岸エリアのタワーマンションを購入する予定だったという。 「結婚して第二子も産まれるし、将来ずっと仕事ができるのかわからない。決して安い買い物ではありませんが、都心のタワマンなら、毎月のローン以上の額で賃貸にも回せる。家を購入した同僚や知人から『買わないなんて損だ』と言われて購入をほぼ決めていたんですよ」(丸田さん、以下同)  日本の人口は右肩下がり、という見方もあるが、都心の人口は逆。資産価値としても申し分ない、と考えていたという丸田さんと、都心に家を購入した知人たち。ところが、である。  新型コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークが中心となり「出社する必要がない」という人が増え始めると、価格が高く、そして狭いという会社近くの都心の物件に住む理由がなくなってしまった人々も増えた。丸田さんもそんな一人である。 「今や出社は2週間に一度、ゴールデンウィーク後に妻と相談し、千葉の奥に引っ越しました。家賃は以前の4分の1なのに広さは2倍。空気もおいしいし、買い物は以前と変わらず通販でひと通り揃う。パートに出ていた妻も今は専業主婦ですが、満足げです」

 

価値観の違いから知人とは疎遠に

 

 そんな丸田さんをよく思わないのは、都心に家を買った知人たち。引っ越した新居で、密にならない屋外バーベキューの開催を呼びかけたところ……。 「知人のAを誘ったところ、『コロナなのにバカか!』とキツい言い方をされました。それだけならまだいい。Aは後日、自身の住むタワマン最上階のゲストスペースで、同じく都心の物件を持つ知人を集めて密なパーティーをしている写真を、これ見よがしにSNSにあげていました」  丸田さんは、その投稿をまるで自分への当てつけのように感じたという。 「家を都心に買わないという時点で、私がAの価値観を認めていない、というふうに映ったのかもしれません。別の知人ヅテに聞いたんですが、Aはかなり無理して7000万以上の物件を購入したらしく……。その後コロナで嫁さんの仕事が減り、都心の不動産価値が下がる、などと言った報道を見て相当気にしていたようです」  結局、知人のAさんは、いつの間にか丸田さんとのSNS上のつながりを一方的に切ってしまったというから笑えない。

 

「田舎はどうだ?」と聞かれる機会が増えた

 

 ここまで極端ではないが、こうしたコロナ禍の不動産を通じた「分断」は他にも起きていると話すのは、神奈川県相模原市内の不動産店店長・清水嘉一さん(仮名・40代)だ。 「都心離れは確実に起きていて、郊外の物件がいま相当動いています。都心の物件をさっと売って郊外に出た人たちが、自分の環境を自慢すると、都心から出られない人たちがムカつかれる、というお客さんは結構います。従前の価値観においての最上の暮らし、の形が変わってきたので、新たな価値感は都心暮らしを続ける人にとっては厄介。自分の資産が目減りする可能性があるわけですから」(清水さん)  Aさんとは疎遠になってしまった丸田さんだが、最近になってAさんと同様に都心在住の知人から「田舎はどうだ?」と聞かれる機会が増えたという。価値観が変われば人付き合いも変わる。一見悲しく見える話ではあるが、新しい時代を生き抜く上では必要なことなのだ。<取材・文/森原ドンタコス>

 

日刊SPA!

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/45c1677e4e41c2d5da14e61ed3beffa9ffe3b51d?page=1