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【関西から伝えたい】震度6弱で損壊、台風で大規模停電…「今、暮らしに必要な備え」とは何か

平成最後の年」、2018年を象徴した「自然の猛威」。
6月に最大震度6弱を記録した大阪北部地震が発生。さらに7月には平成最悪の水害を引き起こした西日本豪雨が襲来。そして9月には、平成最強クラスの台風21号が近畿各地で猛威を振るうなど、これまでの常識が通用しない、記録的な災害が多発しました。

今回、地元メディアである関西テレビでは、被災各地の今を取材。復旧を阻む課題、そして被災者たちの変化を取材しました。2018年、相次いだ災害は私たちに何を残したのでしょうか。

■地震発生から「半年」…いまだ復旧の進まない住宅も。なぜ?

今年6月、震度6弱を観測した大阪北部地震。6人が亡くなり、5万5000棟もの家屋に被害がでました。あれから半年、最も被害が大きかった高槻市を訪ねると、いまもシートで覆われた家が多く残っていました。地震発生から「半年」が経過してもなお、修復が進まない家があるのです。

自宅が大きな被害を受けた西田さん。家の中を見せてもらうと、壁には、いまも生々しく亀裂が残ったまま…。一時的な補修として地震で壊れた屋根を、ブルーシートで覆っていましたが、そこに追い打ちをかけたのが、台風による雨と風でした。ブルーシートを吹き飛ばし、壊れた屋根から雨漏りがするようになったのです。

11月にようやく業者が来て、雨漏りはとまりましたが、これも応急措置。本格的な修理にとりかかれるのは、なんと「来年以降」だと言われました。

なぜ半年が経っても状況は変わらないのでしょうか。

地元の工務店に聞くと背景にあったのは、深刻な「職人不足」でした。地元の職人だけでは到底足りないにもかかわらず、西日本や北海道などでも災害が相次ぎ、全国の被災地で“職人の取り合い状態”になっているというのです。

さらに、被災者を悩ませるのが「お金の問題」

今回の地震で家屋の被害の99%は「一部損壊」。国の支援制度では、全壊から半壊までの場合、補助がでますが、一部損壊は支援の対象外です。西田さんの自宅も一部損壊の判定を受けました。業者からは修理に1000万円以上かかると告げられましたが、公的な支援は高槻市が独自に定めた「5万円の助成金」のみです。

修理にも多額の費用が掛かり、また家を建替えようにも、高齢世帯などではローンが組めず、結局老後の貯えを吐き出すことになるケースもありました。

■暮らしに芽生えだした防災の意識、「家選び」に「ハザードマップ」

こうした地震などの災害を受け、ハザードマップを活用する人が増えています。引っ越しを考えているご家族の家探しを取材しました。すると、ハザードマップを片手に周辺状況を入念にチェックするお父さんの姿…。近くには土砂災害警戒区域があるとわかったからです。

こうした防災意識の高まりは、家を売る側も実感しています。

物件の問い合わせの際にも「土砂災害警戒区域」や「浸水予想区域」などのキーワードが、お客さんから出て来るようになったそうです。ある不動産会社では、来年からホームページの地図にハザードマップの機能を増やすことにしました。ハザードマップを載せることで、会社としては家を売りにくくなるデメリットもありますが、大切な情報を知って家を決めてほしいと考えています。

■台風で大停電…何が必要か、経験し、初めて分かったことも

9月、猛烈な雨と風で近畿地方を襲った台風21号。その強さは50年に1度クラスの非常に強いものでした。その爪痕は深く、各地で大きな被害が出ました。猛烈な台風によって生活の備えはどう変わったのでしょうか?

大規模な停電が起きた大阪市西淀川区。荒木さんの自宅も、3日間にわたって電気が止まり、情報もない不便な生活を余儀なくされました。あの時の経験をもとに買い揃えたという備蓄品を見せてもらいました。

ランタンに、テレビも見られるラジオ、携帯用のラジオは…何台もありました。災害当時、テレビが使えず、情報が入ってこないことが何より不安だったという荒木さん、ラジオは多めに備えることにしたのです。

食品には賞味期限もわかるように、ラベルに日付を書き込むひと工夫も。他にも、カセットコンロや充電器など、揃えたものは全て「被災して初めて必要と気づいたものばかり」でした。
そして自家用車にはガソリンを満タンにしておくことも心がけています。いざというとき、携帯電話の充電が自動車のソケットでできるからです。車には充電器も常備してありました。

『大阪で停電になると思っていなかった。』 そう語る荒木さん。今年の台風被害をきっかけに災害は「どこでも起こることだ」という意識に変わったそうです。

災害が当たり前のように起こる時代、相次ぐ災害を経た今だからこそ「できる備え」をしておくことが必要です。

 

※この記事は関西テレビとYahoo!ニュースによる連携企画記事です。
今年、地震や台風など大きな災害が相次いだ関西の実情を、地元メディアの目線から伝えます。

関西テレビ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181228-10000602-kantelev-l27