What's New

2012.11.01 マンション管理費見直しセンターのホームページを公開しました。

Twitter

アングル:人民元切り下げ、中国人旅行者の「爆買い」に影響か

[パリ/香港 11日 ロイター] - 今や世界の主要都市のどこでも姿を目にするようになった中国人旅行者からは、人民元切り下げが彼らの購買力をますます低下させる事態を懸念する声が聞こえ始めた。


中国からの海外旅行者は毎年1億人を上回っており、他のどの国の旅行者よりも多くの香水やブランド衣料といった高級品を買っている。中国国内の購入価格が最大で海外の2倍にもなってしまうからだ。


付加価値税(VAT)払い戻しを手掛けるグローバル・ブルーは4月に公表したリポートで、中国人旅行者の今年の高級品に対する支出額は過去最高に達したことを明らかにした。欧州に向かった中国人旅行者にとってはユーロ安が追い風になった。


またアナリストによると、10年前は実質ゼロだった世界全体の高級品向け支出に占める中国人の割合は今や45%にまで高まっており、欧州だけでみてもこの割合は3割を大きく超える。


しかし中国人民銀行(中央銀行)が11日、人民元の対ドル相場基準値を約2%切り下げ、一部のエコノミストはこれから長期的な人民元安局面が始まる可能性があるとの見方をしている。


こうした中、広州市出身の主婦Xuechang Huangさん(48)はロイターに「今月友達とソウルに行って、10月にはタイを1人旅する予定だったが、人民元がもっと値下がりしないか不安がある。だからソウルで買い物するのはやめて、タイの観光だけにしようと思っている」と話した。


広西チワン自治区でショップを経営しているHuang Ruifenさんも「人民元がまた上昇するまで高級品は買わない」と断言する。


投資家の反応も素早く、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)<LVMH.PA>やグッチの親会社の仏ケリング<PRTP.PA>、化粧品大手ロレアル<OREP.PA>の業績が打撃を受けると予想したため、これらの銘柄はパリ株式市場で最も下落率が大きくなった。


もっとも今回、世界中の中国人旅行者を対象に実施した聞き取り調査では、人民元切り下げを受けて気になる対象はグッチのハンドバッグの値段だけにとどまならかった。


香港の不動産業者は地元市場への影響を心配し、北京とシドニーで取材した学生は留学先の学費が上がることへの懸念を示した。


それでも彼らの多くは、購買力の大きさが維持されている限りその恩恵にあずかろうと心に決めているようだ。


北京から12日間の旅行でシドニーを訪れた大学生のKou Meng Nan君(20)は「中国で1000元するUGG(アグ)のブーツが、オーストラリアなら200元で買える」と喜ぶ。


パリ中心部にある百貨店ギャラリー・ラファイエットに中国からの旅行者を乗せたバスが到着し、一斉に入店する光景もいつも通りだった。


11日の切り下げ前の人民元は、2014年初め以降でユーロに対して15%も上昇していた。


フランス観光開発機構(アトゥー・フランス)の中国ディレクター、キャセリーヌ・オデン氏は、こうした点から今回の切り下げは大きな影響を与えないはずだと楽観的にみている。


http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20150812-00000055-biz_reut-nb